棒に当た

ったら吉

高松の旅 ⑧もう歩きたくない

そして山の中、道路はしっかりとあるのでとりあえず歩く。歩く。歩く。

足首、スネはもう限界。なぜこんなことしてるのだろう(笑)天候が怪しくなり、雪がちらつく。あまり考えていなかったが、雨でも降ろうものなら死である。もうかなり山の中で、車もさほど通らない。

でもそうなったらその時だと開き直り、とりあえず歩く、歩く、歩き続ける…。寒すぎてポケットから手が出せず、写真も撮れていないが本当に山の中、途中大きな小学校があった。

大きなトラックがビュンビュン通り、ビビりつつ、1時間半、歩き続け、うどん屋が見えた時は思わず走ってしまった。最後の15分が死ぬほど辛く、何度も何度も現在地からの距離を1分単位で検索し続けた。謎のサバイバル。

 

なんとか注文を済ませ、震える手でお店のおばあちゃんにお金を支払うと、「歩いてきたん、手冷たいね〜!」と言われ、少し気恥ずかしかった。f:id:temuteku:20200219183406j:image

 

うどんを食べ終えて、さて最初の予定だった駅から金比羅山に戻ろう、とまた歩きだし、ヘロヘロの中次の便はいつかな、と調べると14:00。今は11:00。駅に着くとトイレもなにもない、屋根はあるが壁はない。長高台。空からは雪が降りしきり、暖を取れるのはカイロのみ。終わった。