棒に当た

ったら吉

高松の旅 ⑨優しさに温まる

詰んだ、ともはや絶望するどころかなにも考えられず、ちょっとぼんやりとしていたが、なんとかせねばと思い駅の工事をしていたお兄さんに近くにコンビニなどはないか尋ねる。道の駅にファミリーマートがあるらしいが、歩いては相当かかるそう。もう足が限界だったが仕方がない。言われた方角に向けて歩き出す。でもマップを見てもわからないし、なにかを考えるのも疲れすぎてできない。本当に出発のランニングなど、なにをしてるんだろ…。

 

マップ上の郵便局が目につき、とりあえず目指してみる。入ると優しそうな郵便局員の方がお2人、お客さんのおばあちゃんがお一人。訳を話すと同じ年頃の娘がいるから、となんとお昼休みの時間を使って車で琴電琴平まで送ってくださった。本当に泣きそうだった。令和になってヒッチハイク(?)もどきを体験するとは…。

本当にありがとうございました。香川の人は優しい。

 

そうして琴電琴平まで戻ることができ、昨日食べた骨付鳥が忘れられずランチでもう一度。本当は骨までしゃぶりたかったが店員さんの目が気になり出来ず…。それにしても美味しい。親鳥精肉で買いたい。

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その後金比羅山の表参道で朝には開いていなかった足湯を発見。タイツを履いていたので1度諦めて駅に向かったがどうしても入りたくなり、トイレでタイツを脱ぎ、足湯に再度向かう。30分以上ぼーっとしていた。その間も雨が降ったり、ほんわか系お姉さんとマッチョ系お兄さんカップルのケンカを聞いたり、色々ありながら電車の出発を見計らって駅に戻る。足湯でだいぶ温まったが逆に温泉に入りたくなり、目星をつけていた温泉を目指してまた琴電で揺さぶられながら高松市内へ戻る。