『おいしいごはんのためならば』 平松洋子
柔らかい文章が良かった。
気になったものをいくつか。
大阪の老舗「すし萬」(p.44)
大阪で押し寿しの美味しさに開眼する作者が挙げたお店。江戸時代から続く由緒正しいお店らしい。大阪で育ち22年、まったく知らなかったぞ。阿波座に本店がある。
酒の名前を目にするといてもたってもいられない私。少し調べたけれどその正体はあまり掴めず。単なるアイルランド土産かしら?
京都「大黒屋本舗」のぷにぷに鎌餅(p.60)
下鴨神社から少し歩いたところにあるお店。鎌餅216円。羽二重餅になめらかな漉し餡が包まれた癒される味わいだそう。包み込まれたい・・・・。
構成としてエッセイが数本挟まれた後、筆者の愛好する調味料や調理器具の紹介がある。調味料もこだわってみたいけど、消耗品にかける費用はまだ少し悩んでしまう自分がいます。ケチくさい精神はどうすればなおるのか。